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COLUMN

20.08.06コラム

オンライン灯ろう流しに思う、祈らずにはいられない気持ち

2020年8月6日。
広島に原爆が落とされて75年。
 

ここ数年は毎年『とうろう流しを考える市民』を通じ
8月6日は灯ろう流しのお手伝いをさせてもらっていました。
 

『とうろう流しを考える市民』とは
広島市中央部商店街振興組合連合会を中心とした
8月6日に原爆ドーム前の元安川親水護岸で行われる
「灯ろう流し」を支援するボランティア団体です。
 

灯ろう流しのボランティアは主にこれらをお手伝いします。
・親水護岸にて手流しの方への説明と補助
・流灯船に乗船し灯ろうを流す奉仕活動
・受付
 


『とうろう流しを考える市民』
 

流灯船からの灯ろうは、受付でお預かりした色紙や
ご高齢で直接灯ろう流しにこられない方から
事前にお預かりした色紙を手流しします。
 

ピースメッセージの印象が強い灯ろう流しですが
ご遺族にとっては大切なお墓参り。
 

流灯船から流す灯ろうは
原爆で亡くなられた方の氏名のみのご記入や
ご遺族からのメッセージが多く、胸にこみあげるものがあります。
ですから大切に大切に、お流しします。
 


 

残念ながら今年の灯ろう流しはコロナの影響で中止となりました。
一番に思ったのは、ご遺族のことです。
今年はお墓参りができない。
そして施設などにおられるご高齢の方は色紙に思いを託すこともできない。
このことは特に胸が痛みました。
 

ですから灯ろう流しを「オンラインで出来る」と聞いても
あまり関心がわかなかったのが本音です。
ご高齢の方やITを使わないご遺族には届かないからです。
 

ですが8月6日を目前にしたとき
戦争の犠牲にあい悲痛な思いで亡くなられた方が
安らかであるよう祈りを捧げることに
手段は関係ないのでは、と思い直しました。
というより、祈らずにはいられなかった。
 

そのためオンラインで灯ろうを流しました。
 


ONLINEとうろう流し
 

いざ使ってみると、オンラインで灯ろうを流す人が
必ず平和について考えさせられる仕組みがありました。
灯ろう流しの歴史についても触れられています。
そのためか寄せられたメッセ―ジも深いものが多いです。
 

祈りを捧げること。
忘れないこと。
こんなことがあってはならないと思い続けること。
 

よく考えたらここ数年はお預かりした灯ろうを流すばかりで
自分のメッセージを流していませんでした。
 

それでも来年の8月6日は元安川親水護岸で
お預かりした灯ろうをお流ししたいです。

 
 
 
 
 

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