代表者コラム COCO KASHIKO ココ・かしこ

N95マスクを広島市立舟入市民病院に送りました

いよいよ「緊急事態宣言」が全国に拡大されることが正式に決まりましたね。

 

新型コロナウイルスのクラスターが発生した富山市民病院の会見の様子を
お昼の報道番組で視ていました。
家族への配慮などから車中泊で勤務を続けるスタッフについては
堪えきれず涙ぐんで語られる様子に
最前線で動く医療スタッフの方々がどれだけのものを抱えておられるのか想像し
悲痛な思いでした。

 

その時にふと思い出しました。
2年前の広島豪雨災害ボランティアの時に購入したN95マスクが余っていることを。
ボランティア時に必要なものは一式そろえてクローゼットに納めていました。
確認するとN95マスクは13枚残っていました。

 

私自身は以前より喉を守るために布マスクを使っており
新型インフルエンザや結核菌の対策指定品であるN95マスクのような
高性能なマスクは今のところ必要ありません。
それで、コロナウィルス感染者の入院する広島市立舟入市民病院に送ることを思いつきました。

 

不要だと迷惑になるので事前の電話確認で承諾を得て郵送しました。
「あまりにも古いものだとゴムが劣化しているため
ゴムのみ変えて後方支援で使っている」
とおっしゃられたので、おそらく不足しているのでしょう。
一応、製造年月をメモに添えました。

 

たった13枚だけれど、それでも13名の方に使用していただけます。
ほんの少しでも足しになれば・・。

 

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私自身はコロナ渦の影響で家の会計事情が随分変わり
現在は経済活動への貢献に参加できない状況です。

 

・ひろしま飲食店未来チケット
・SNSにおける「コロナ支援・訳あり商品情報グループ」
・   〃  「広島Take out 連合」
・お弁当のテイクアウト、デリバリーサービス

 

飲食店には友人知人が多く、できれば貢献したい。
そうでなくてもこういった活動には積極的に参加するタイプです。
が、無い袖は振れません。

 

前述のFacebookグループには招待いただいていますが参加していません。
買えなくても「いいね」で応援すれば良いのですが
協力できないものを目にして「いいね」するほんの小さな小さな小さな応援が
「ごめんなさい」「ごめんなさい」
自分の心を小さく小さく小さく痛めつけるような気もするからです。
器が小さいですが、今はココロを強く持つためにこれが賢明かなと思います。

 

 

そんな状況下での、N95マスクでした。

 

 

「できないこと」ばかりを背負ってはいけない。
「できること」を模索して空回りしてもいけない。
絶妙なバランスでこの状況を生き抜く。

 

まずは自分がきちんと強く立つことが大切だと、そう思うようにしています。