代表者コラム COCO KASHIKO ココ・かしこ

【10年ビジョン】養護施設への寄付を始めました

前回のコラムの続きです。
 

プラス・ココの掲げる【10年ビジョン】の一つである
『貧困や虐待を受けた子どもたちなどに対する社会的養護支援』
について綴ります。
 
 

==========
 
 

社会的養護とは・・
 親の病気や死別・離別、虐待や育児放棄、服役などのために
 家庭で暮らすことが困難と認められた子どもたちを
 国と自治体が代わって育てること。

 
 

==========
 
 

実は創業するずっと以前から、頭の中にぼんやりと
『社会的養護支援』について思いがありました。
お金持ちになったら寄付をする・・程度のものでしたが。
 

プラス・ココの10年ビジョンでその言語化を始めましたが
その時の私は『社会的養護』という言葉すら知りませんでした。
 
 

==========
 
 

『社会的養護』という言葉を知ったのは
中小企業家同友会の障害者問題委員会が8月に開催した
Zoom勉強会に参加したことがきっかけです。
 

●報告タイトル
 児童養護施設などで暮らす子どもたちによりそう地域づくり
●報告者
 前川順さん(京都同友会所属 ジュンブライダル社長)
 京都で児童養護施設の子どもたちの『適職探索実習』をされています。
 

詳細をお知りになりたい方はこちらのYouTubeが参考になると思います。
THREE FLAGS -希望の狼煙- 13【支援のかたち】
 

 
 

この報告会をきっかけに私は多くのことを学び
まずは広島の養護施設を調べ寄付金を送りました。
会社の経営状況を見ながらこれからも続けていくつもりです。
 

いまは養護施設に寄附することしかできていませんが
会社の安定や成長とともに
いずれは情報リテラシーやパソコン技術の伝達など
支援の枠を広げていきたいと思っています。
 

この支援には、子どもたちが社会へ飛び出したときに
PCスキルで成功体験を重ね自信をつけてほしい。
人の役に立つ喜びを知ってほしい。
子どもたちの未来づくりを応援したい。
その願いを込めています。
 

ただ現在のプラス・ココには私しかプレイヤーがおらず
私が動いている間はお金が動くけれど
お金が動いている間はそれ以外が動かない、といった状況。
 

10年ビジョンを実行するためには
私が動かなくても利益のあがる仕組みや部門をつくり
人を雇い入れていく必要があります。
まだまだこれから。
だから、10年ビジョン、です。
 
 


 
 

同友会には自社の経営指針や自分の想いを
会員同士でアウトプットする機会が多くあります。
 

会員には障がい児支援を事業にする企業がいくつかあり
そこと連携したらどうかとアドバイスをいただくことがありました。
 

でも違うんです。
「障がい児支援」ではなく「社会的養護支援」。
そのこだわりがなぜなのか、自分に問いかけてみてわかりました。
 
 

障がい児の多くは親から愛を受けていると思います。
でも養護施設で暮らす子どもたちの多くは
親の愛を知らなかったり、愛の形がいびつだったりする。
だから「社会的養護支援」なのだと。
 
 

前川さんがおっしゃっていました。
 

 外の世界にも信頼できる大人がいることを知る。
 誰かのあたたかさに触れたということが
 心が弱くなった時の強みになる。

 
 

「あなたは親から愛されて育ちましたか?」
 

そう問われた時に迷いなくうなずくことができない。
そんな子どもたちの未来づくりを応援したい。
 

「でもおもろいオバチャンならいたよ」
そんな存在になりたいのだと思います。