今年度より、安田女子大学において、「情報処理基礎」を非常勤講師として担当することになりました。
「情報処理基礎」は、単位取得必修科目として、1年生全員が受講します。
4月6日(水)小雨の降るなか、その初勤務を無事に終えました。
私自身の最初の職務がパソコンインストラクター。
その就職先がビットゼミでした。
当時のビットゼミは、県に何ヶ所かスクールを持つパソコンスクールでした。
そして実はその頃、安田女子大学構内に設けられたビットゼミ教室で、課外講座を週に一度ほど担当していました。
その後、Accessによるシステム構築で仕事をしたいと思い立ち、ビットゼミを退職。
それは・・もう、17年前のことになります。
そして今、再びビットゼミから非常勤講師として安田女子大学に勤務しています。
巡り巡った、不思議な縁。
安田女子大学はあの頃と比べて設備がガラっと変わっています。
本当にキレイで、ここはホテル?と思うような場所もあります。
もちろんあの頃は、通学専用エスカレーターなんてなかったし。
ビットゼミも変わりました。
パソコンスクールを閉め、就職支援やキャリア支援を事業のメインとしています。
私よりも少し後に入社した同級生が、今は代表取締役です。
私も変わりました。
両親の別居・離婚をきっかけに「女性が強く生きるにはスキルが必要」と強く思いこんだ私は、大学を中退してお金を貯め、パソコンの勉強に打ち込みました。
(その後、35歳で通信制の短大に入学し、卒業しています)
時代が味方してくれました。
ちょうどOSがDOSからWindowsに切り替わり、これまで何年も実績がある人よりも、Windowsを学ぶ人の方が注目されました。
「プロのインストラクターを教えるインストラクターに成長したい」。
そう目標をかかげ、当時難関資格であったMOT(マイクロソフトオフィシャルトレーナー)を取得。
そして念願叶い、ビットゼミでは実際にMOT養成講座を任せてもらえました。
この頃、自分の土台にあったのは、頑なな悔しさだったと思います。
「のし上がらなければならない」「バカにされたくない」そんな気持ちでいっぱいでした。
もちろん、その悔しさがあったから全身全霊で頑張れた。
その蓄積が今につながっているので、自分にとって必要な時だったとも思います。
あれから約20年。
今はそんな気持ちはありません。
結果的に良い20年を過ごしたのだと思います。人に恵まれました。
今は、そうですね。
いずれ社会へと飛び立つ学生の活躍に携われることが嬉しい。
学生にはパソコンを好きになってもらいたい(=「好き」を増やしてほしい)。
紆余曲折の人生を歩んできた私だから、お伝えできるカケラがあるかも知れない。
そんな思いでいます。
今も昔も変わらないこと。
それは学生の「未来を切り開く可能性」かもしれません。
そのお手伝いをできる・・なんだかワクワクしますね。
クラス名簿と座席表を作成する合間にブログを綴りました。
仕事に戻ります。