小技劇場の第9回をアップしました。
▼第9回小技劇場▼
https://youtu.be/f3DOq_ctRjw
改元にあたり、フォーマットや既存文書の「平成」を「令和」に変更したり、このタイミングで西暦表示に統一される方は、多くいらっしゃるのではないでしょうか。
その際に、「平成」を目で探して、1件ずつ変更するのは、面倒です。
そんな時は「置換機能」を利用します。
第9回小技劇場では、「会員宛に毎年送付する年間スケジュールのご案内」を想定しています。
年度は毎年4月~翌年3月です。
操作方法は動画にありますので、ここでは簡単にお伝えします。
「平成31年」を「2019年」に置き換えます。
ホームリボン – 編集グループの「置換」
検索文字列に「平成31年」
置き換える文字列に「2019年」を入力し
<すべて置換>をクリック
一括で変更が反映されます。
※置換機能のショートカットキーを使う場合
Ctrlキー + H
よく使う機能はショートカットキーを覚えておくと便利です。
「平成31年」を「令和元年」に置き換えます。
検索文字列に「平成31年」
置き換える文字列に「令和元年」を設定し
<すべて置換>
ただし、4月は平成ですから、さらに置き換えます。
検索文字列に「令和元年4月」
置き換える文字列に「平成31年4月」を設定し
<すべて置換>
これで完璧です。
置換操作を使えば、一括で改元を反映でき、手作業によるミスもありません。
便利ですね。
もちろん、文書によって、検索文字列と置き換える文字列に何を設定するかは、柔軟な作戦が必要です。
何件か同じ質問がありました。
[fuki-r]Excelでも同じことができるのですか?[/fuki-r]
[fuki-l]日付データの表示については、マイクロソフトから更新プログラムが提供されるのを待つのが無難だと思います[/fuki-l]
まず、テキストであれば同じことが可能です。
ただし、Excelの「日付」として入力されている場合、残念ながら置換操作では「平成」を「令和」に変更することはできません。
もちろん、数式を組み合わせることや、条件付き書式を設定するによって、2019年5月以降の日付データを「平成」から「令和」に表示変更させることは可能です。
ですが、今後も利用する定型フォーマットのような場合は、マイクロソフトから更新プログラムが提供された際には、暫定対応した数式や条件付き書式を、もとに戻しておくほうが無難です。
二度手間になりますし、逆にミスが発生しやすいかもしれません。
そもそも、Excelは作業の効率化を図るソフトだと思っているので、あっという間に不要になることに労力をかけるのは メンドクサイ もったいない。
更新プログラムが提供されるまでのほんの少しの期間です。
日本中で同じ問題が起こっているのだから、目をつぶりあいましょうよ。
というのが私の見解です。
いつ日付データの表示が「令和」に切り替わるのか、楽しみですね!
(※2019年4月29日現在)
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余談ではありますが、動画内には「小枝(こえだ)」が隠れています。